私は腸に良いことを色々とためして来ましたが、
今まで「セックスが腸に良い」という観点は持っていませんでした。
(※セックスはパートナーありきなのですが、
人は想像できる動物なので、妄想でもイマジネーションでも良いと思います。
なにかに恋をして、ワクワクできる毎日は腸に良い、、、。そんな前提に置き換えてお読み下さい。)
今日はそんな考えに出会わせてくれた本「腸はバカ、脳はかしこい」を紹介したいと思います。

考えてみれば、性器と腸の器官はとっても近くにありますよね。
まったく関係がないわけがないのかも、、、。
食欲と性欲は同じ水源から来ており、
「セックスは腸の健康にも良い」という藤田 紘一郎 先生の本です。
日本人は国際的にもセックスの回数が少ない(平均 年45回)そうです。
セックスレスの原因としては、社会的なストレスも挙げられるが、
AVやアニメなどで性欲を刺激していると脳の刺激により性欲が反応するようになるそうです。
(つまり日本人は脳の刺激でセックスしている傾向がある。)
そのようなビジュアルコンテンツで性欲を満たしていると、
パートナーとのセックスレスにもつながり、本能的な働きが悪くなるのだとか。
本能的な役割は腸が司っているため、性欲の低下は腸の能力が落ちることにも繋がる。
また「食欲が満足すると、性欲が減退する」と書かれており、
食べ過ぎで食傷気味の食生活は、セックスレスになりやすいと言う。
おまけに食べ過ぎは肥満にもつながる。
食べ過ぎと、セックスレスに、どうやら問題がありそうです。
具体的には、
腸に良いとされる土壌菌を飲み、翌日「久しぶりに朝勃ちしたよ。」と
電話をしてきた70歳の教授の例、
さらに脳がないのに立派な性行為をするミミズの生態など、
腸の環境と性機能の連動性を説明していました。
やはり子孫を産み育てることは、
人間だけではなく、すべての生き物の生命活動の根源にあるもので、
それが命を活かすための活力になっている(すなわち健康に良い)と考えるのは、
むしろ当然の摂理だと、私は思いました。
われわれ女性にとっては、腸という排泄にかかわる器官だけに、
診察というだけでも恥ずかしさもあります。
ましてや性欲となると、なかなか治療の現場では踏み込めない一歩ですが、
セックスレスではない<健全な性生活>というのも、
まじめに健康を考える上で大切なのだと気づかせてくれた一冊です。
たとえセックスのない環境であっても、
無理にパートナーを探すとか言うことではなく、
(人によっては、かえってストレスが溜まりますよね。)
誰かに恋をしてドキドキする、そんな女性らしい気持ちを大切にすることです。
頭の中でイメージしたことと、本当に経験したことを脳は区別ができない、
とも言われていますから、
ようするに「恋する本能」をスイッチオンしてみれば良いのではないのでしょうか。
UC女子なら、尚さらトキメキ感が必要なのかも、という解釈をしています。
お固いマジメな話しかと思いきや、
ユーモアたっぷりでクスっと笑える箇所もあり、なかなか面白い本でした。
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