2014年05月28日

新規生物学的製剤「Entyvio」に期待。

武田製薬が潰瘍性大腸炎、クローン病治療薬の販売許可をとったことが材料視されて、
本日株価が上がっていたようです。

完治しにくい病気なだけに、
患者にとって新しい治療薬が出るのは朗報ですね。

さて、この新規生物学的製剤「Entyvioトレードマーク(TM)」は、一体どんな薬でしょうか?

慢性的な炎症をブロックする作用を持つ新たな治療だそうで、
中度〜重度の活動期の潰瘍性大腸炎、クローン病の炎症を抑える薬のようです。

用法は、1回300mgを約30分かけて静脈内投与とのことから、
点滴(静脈注射)になるのでしょうか。

詳しくは以下をご覧ください。

【参考】潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「Entyvioトレードマーク(TM)」(一般名:vedolizumab)の
米国における販売承認取得について
http://www.takeda.co.jp/news/2014/20140521_6574.html

【参考】武田薬品のEntyvio (vedolizumab):潰瘍性大腸炎とクローン病の新薬
http://iyaku.hateblo.jp/entry/2014/05/23/052843

抗TNF-α抗体製剤のレミケードや、ステロイド、
免疫調節剤(アザチオプリン、6-メルカプトプリン、タクロリムス、シクロスポリン)
などで効果が出にくかった患者さんが対象になるようです。

現在は販売の許可を取った段階で、
欧州委員会(EC)からの販売許可を待っているところです。

少しでも早く実用されることを願います。




posted by アンナ at 16:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | IBC情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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