現在はタツオは還暦を迎えて60歳ですが、
30歳で発病、35歳でほぼ緩解。以降、好きなものを食べる食生活。
しかもタツオの職業は医者なので・・・
すっごくハードな仕事にもかかわらず、元気りんりん。
40代のときに数日だけ入院しましたが、
あとは元気!元気!
<タツオの緩解するまで>20代のときに発病した当初、
タツオがトイレに入った後に血だらけだったのを発見して、
母が慌てて病院へ連れて行ったのがはじまりだそうです。
地元で一番の総合病院でしたが、
当時はまだクローン病はめずらしい病気で、
はじめ病院では「潰瘍性大腸炎」と診断されたそうです。
ところが炎症が口腔から肛門までの全消化管にわたり、
腸管が破裂するほど最悪の状態になりました。
クローン病ということが分かり、
タツオに効いた治療はプレドニンというステロイド剤でした。
ステロイド剤は止めるタイミングが難しいのですが、
医師のタイミングに従い、以降、おだやかな緩解期と活動期を繰り返し、
だんだん症状が和らぎました。
しかし腸管破裂の際の輸血が原因で
なんとタツオは肝炎に見舞われてしまったのです。
これまた一時、生死をさまようほどの最悪の状態になりましたが、
数回にわたるプラセンタ治療により著しく病状が改善し、
こちらもスッカリ直してしまいました。
<クローン病が治るまで>タツオはIBDと肝炎を乗り越えて九死に一生を得たので、
人生観が変わったと言います。
入院先の先生から「余命幾ばくもない・・・」と宣告まで受けた日に、
病院の屋上から自分の住む町を見下ろして、
もし退院できたら・・・
もし元気になれたら・・・
自分の好きなことをしよう

と
心に誓ったそうです。
そして退院したタツオはまさに人が変わっていました。
食生活は退院後1年ぐらいは食事制限もしていましたが、
最高に気ままな生活を送り、明るく過ごしていて、
家族も試みず、好きな仕事に励み、遊びまくる日々です。
私はそれを嬉しく思っています。
アンナが潰瘍性大腸炎になったときも
「UCと戦ったらだめだよ。受け入れなくちゃ。」
「出来る治療はなんでも試してみるといいよ。」
「そして、うんと好きなことをしたらいいよ。」
と明るくUCと向き合うアドバイスをもらい、
あまり神経質にならずに潰瘍性大腸炎と向き合うことができました。
<予防として>そんなノーテンキ親爺に生まれ変わったタツオは、
いい加減な性格ではありますが、予防は徹底しています。
病院へ定期的な検査はもちろん、
PET検査などの保険適用外の検査も年に1回は受けています。
健康食品オタクでもあります。
以上、ざっくりとしたタツオの治療暦ですが、
私が幼い頃は父の病気に家族が振り回されるのが日常でした。
だからクローン病や、潰瘍性大腸炎の大変さは心に刻まれています。
そんな私が潰瘍性大腸炎になったのはショックでしたが、
タツオが持ち前の明るさで乗り越えた感もあるので、
私も「深刻になりすぎず、出来ることは何でも試してみよう!」という
前向きな気持ちでいます。
だから治療中の皆さんも、暗い気持ちにならずに、
ぜひとも明るく、楽しく、過ごしましょう。IBDが原因で死ぬ人はいません。
単なるアレルギーみたいなものと割り切って。
(ほんとに完治して元気そうな父を見ていると、悩んで苦しむのは、アホらしくなりますよ。)
最大の的なストレスだなーと思います。
私が発病したときも
「私たちってナイーブなんだからさー、大切にしてくれなきゃ、困るよー。笑」
なんて家族を脅しながら?食事を優遇してもらったり。
そのぐらいご自身をいたわって、いたわって、楽しく過ごせば良いのです。
一緒に楽しく腸内美人を目指しましょう!